狐桜の花贈り

Terurun's Battle Box

【SMトリプル】コータスチェリム

サンムーントリプルレートで満足した結果が残せたため公開。

多分これが一番早いと思います

前書き

今回はサンムーンで新たに日照りを獲得したコータスをギフトに組み込んでみました。
ただこの並びの構築難易度はとても高く、特に構築を組むにあたって1番の山場だったのは、Sが85あるチェリムと鈍足特殊アタッカーであるコータスをうまく組み合わせることでした。

しかしその山場さえ乗り越えてしまえばコータスのDの低さをフラワーギフトで補うことができ、また噴火の火力を癒しの波動で底上げすることができ、かなり強力な並びとなると感じ構築に着手しました。

以下が今回の構築となります。



使用パーティ

f:id:Terurunn:20161201052938p:plain


f:id:Terurunn:20161201051543p:plainコータス@拘り眼鏡

  • 噴火
  • 熱風
  • 火炎放射
  • 地割れ

冷静H252C116D140
(威力最大噴火でウインディ高乱数2発)



f:id:Terurunn:20160913205255p:plainチェリム@食べ残し

穏やかH252B156D100
(A特化フェローチェのとんぼ返り耐え)



f:id:Terurunn:20140622012828p:plainガブリアス@拘りスカーフ

  • 地震
  • ドラゴンクロー
  • 岩雪崩
  • 炎の牙

意地っ張りH44A252B4D4S204
(最速フェローチェ抜き、晴れ炎の牙で無振りH4バイバニラ高乱数1発(75.0%))



f:id:Terurunn:20161201051457p:plainメタグロス@鋼Z

意地っ張りH252A252S4
(Zコメットパンチで無振りガブリアス高乱数1発目(81.3%))



f:id:Terurunn:20161201051632p:plainギャラドス@拘り鉢巻

意地っ張りH244A228S28
(ストーンエッジでH252B4ガラガラ確定1発、素早さチェリム+1)



f:id:Terurunn:20161201051432p:plainポリゴン2@進化の輝石

冷静H244B92C116D44
(A特化ガラガラの晴れフレアドライブ確定耐え、持ち物なしコータスの晴れ噴火+采配噴火確定耐え)


個別解説

f:id:Terurunn:20161201051543p:plainコータス 

 今回は拘り眼鏡を持たせて使用しました。やはり晴れ眼鏡噴火の火力は強力で、トリル下で使えれば相手のパーティはほぼ壊滅します。

冒頭にも書いた通り、トリル下でなくてもチェリムからの癒しの波動で繋ぐプレイングもしばしば。ギフトによるD上昇、素のBの高さが相絡まってS20でも非トリル下でも高火力噴火を打つことができたのは上手く組めたと実感しています。

技構成に関してはメインの噴火、体力が減ったときのための熱風、ワイガで防がれない火炎放射、そしてワンチャン残せるための地割れ。ただ本当に大地の力を使いたい場面が多く、そこだけが納得のいかないところでした。

持ち物は珠や眼鏡を考えましたが眼鏡で良かったと感じてます。



f:id:Terurunn:20160913205255p:plainチェリム

ORASと変わらず残飯を持たせたいつものチェリム。ただ今回はギガドレインが教え技限定技であったためエナジーボールを採用。

サポートに回りゾンビグロスやゾンビギャラドスを癒しの波動でいい具合に回復させてくれました。特にギャラドスに関しては特性の都合上何度も後投げする必要があり、サイクルを回しやすくなる点でもかなり噛み合っていました。

また上記にも書いたように癒しの波動噴火はとても気持ちよく、ヒードランラティアスの並びを想起させられます。

高耐久で固まっているパーティなのでギフトの恩恵を長い時間受けることができ、チェリムをいかに生かし続けるかが勝負の鍵でした。



f:id:Terurunn:20140622012828p:plainガブリアス

様々なガブリアスの型が存在する中、自分が一番好きなスカーフガブリアスを採用。なぜスカーフを持たせたかというと、構築上電気の通りが良い並びになっているため、カプ・コケコを筆頭とした高速電気タイプの上を取ることが目的です。

またギフトのスカーフガブリアスは終盤に「ギフト地震で一掃してゲームセット」という動きを取れるので、とてもギフトとも相性がいいです。少し耐久に割ける点もGood。

基本的にカプ・コケコやガラガラ、ウインディなど構築の穴を埋めるコマなので大切に扱う必要がありました。ギフトはもともと1匹でも失うと苦しくなる構築ですが、特に苦手な並びに対してガブリアスを序盤に失うとかなり苦しい試合展開となってしまいます。

技は基本の3つに炎の牙を採用。これは晴れとギフトの効果がかかればサブウェポン並みの火力になり、氷タイプやテッカグヤへの遂行技となります。素の火力が乏しく、命中が不安な技ですが使用感は意外と良かったです。



f:id:Terurunn:20161201051457p:plainメタグロス

今回はメタグロスにZ枠を割きました。Z技の必中効果によりコメットパンチの命中を補える点、威嚇が効かず最初からガブリアスを殴れる点、かなり火力が高い点、バレットパンチにもZ補正をかけることができ柔軟に動ける点、耐久が高くほぼ1回の行動保証がついている点などからメタグロスに採用。この判断は正しくZ技+ギフト補正で多くのポケモンを葬ってくれました。

それ以外にも今回は優秀な悪タイプが少なく、炎タイプに関してもウインディとガラガラくらいしかいないことも追い風でした。

また思念の頭突きは相手のカプ・テテフによるサイコフィールドの効果に便乗することができ、フィールド操作のないこの構築でもフィールド入りスタンとも対等に打ち合えることができました。

コメットパンチでAさえ上がればテッカグヤを突破することもでき、ギルガルドのいないこの環境ではかなりポテンシャルを感じました。



f:id:Terurunn:20161201051632p:plainギャラドス

上記の4匹ではガラガラに対してまだ不安が残り、また地震を空かせることに魅力を感じたため威嚇枠としてギャラドスを採用。

拘り鉢巻の理由は威嚇と一番相性がよく、またガラガラに対して役割を持ってもらうためです。最低限受けだしからガラガラをワンキルできる程度の火力は欲しく、滝登りは晴れで下降補正がかかるため自然と拘り鉢巻にたどり着きました。

また今回はチェリム+1の素早さで調整しました。これはチェリムが癒しの波動を打つ際にとても便利で、「相手のポケモンの攻撃で味方のポケモンが落ちる→チェリムの癒しの波動が空打ちになる」といったケースを減らすことができます。特にこのSラインはバイバニラメタグロスを筆頭として激戦区であるため、情報アドバンテージの有無が試合を大きく揺さぶると感じました。ただ再戦が多いトリプルでは少しアレですが笑。

恩返しは氷の牙と入れ替えながら戦ってました。基本的にガブリアスギャラドスの前では引く上に、氷の牙で拘ったその後を考えると微妙だったので恩返しでいいと思います。

テッカグヤに関しても鉢巻滝登りでゴリゴリ押すことができるので平等に戦うことができます。ただ相手のテッカグヤの方が速いと少し厳しいかも。



f:id:Terurunn:20161201051432p:plainポリゴン2

S操作役として採用。攻撃技はトライアタックと10万ボルトの2つなのですが、これだとガラガラに対して有効打がないところが悩みでした。しかしガラガラの処理はギャラドスガブリアスに全て任せる動きをする、と誓い汎用性の上がるトライアタックを採用。

10万ボルトは主にペリッパーとテッカグヤに対して打ちます。またエレキフィールドをタダ乗りできる利点もありました。

特性は火力が上がるダウンロード。トレースもありでしたが「晴れ下で後投げしたら相手のペリッパーの特性を奪ってしまった」なんて事故も考えられるためダウンロードの方がこの構築に関しては優れていると思います。

S操作から詰めまでかなりいい感じに動いてくれました。冷凍ビームを警戒させるので相手のガブリアスに無駄な交代をさせるところもかなり良かったです。



補足

結果的にある程度の相性補完を持った高種族値なパーティとなりました。しかし要素的には猫騙し、ワイドガードなどが不採用になってしまい、安定性は少し劣っているかもしれません。

ほとんどのトリプルバトルに構築に入っている猫騙しを採用しなかった理由を補足として説明しようと思います。

まず第一に先制技が相対的に弱体化されたことが思いつくと思います。これは新特性である女王の威厳、ビビットボディや新フィールドであるサイコフィールドなどにより猫騙しが打ちづらい、打たせてくれない局面が容易に想像できます。特に裏からサイコフィールド展開などをされると「プランの中では動いてないポケモンに動かれた」というケースに陥ってしまい、初手からかなりのディスアドバンテージを被せられてしまいます。猫騙しによりこちらの行動が一つ無駄になり、さらに相手の動かれたくないポケモンに動かれてしまいかなりの損失となりうることが一つ目の理由です。

二つ目の理由はこのパーティに噛み合う猫騙し持ちがいないことです。当初はハリテヤマを入れようと考えていましたが、今の環境はかなり格闘の通りが悪く安易に高火力格闘技を通させてくれません。またフェアリータイプのポケモンの増加により上から落とされてしまうケースも考えられました。
他にもマニューラやエンニュートは耐久が足りなく、サイクル戦を狙うこの構築とはミスマッチだと感じました。ガオガエンはなくはないですが、地面と岩が一貫してしまうため不採用に。

三つ目の理由は猫騙しを採用する必要性そのものが薄くなったからです。猫騙しといえば特に叩きやすいすい雨、高火力トリパの動きを止めることができる強みがありました。しかし今回の構築ではトリパに対してはコータスで圧力をかけることができ、テラキオンキングドラ、ルンパッパはアローラ図鑑に載ってないので使えません。追い風ターンなどを消費できる点は優秀ですが、それはサイクルとギフト、癒しの波動で補えばいいと思います。

以上のことから思い切って猫騙しを切ってみました。猫無し構築でも順調に回ったのでこの選択は間違ってなかったと思っています。


戦績

脳内SMトリプルレート2000達成

脳内PGLランキング最終1ページ目



後書き

さんたさんへ

さんむーんでとりぷるばとるがやりたいです























かなしい

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