【SMトリプル】コータスチェリム
サンムーントリプルレートで満足した結果が残せたため公開。
多分これが一番早いと思います
前書き
今回はサンムーンで新たに日照りを獲得したコータスをギフトに組み込んでみました。
ただこの並びの構築難易度はとても高く、特に構築を組むにあたって1番の山場だったのは、Sが85あるチェリムと鈍足特殊アタッカーであるコータスをうまく組み合わせることでした。
しかしその山場さえ乗り越えてしまえばコータスのDの低さをフラワーギフトで補うことができ、また噴火の火力を癒しの波動で底上げすることができ、かなり強力な並びとなると感じ構築に着手しました。
以下が今回の構築となります。
使用パーティ
コータス@拘り眼鏡
- 噴火
- 熱風
- 火炎放射
- 地割れ
冷静H252C116D140
(威力最大噴火でウインディ高乱数2発)
チェリム@食べ残し
- エナジーボール
- 癒しの波動
- 日本晴れ
- 守る
穏やかH252B156D100
(A特化フェローチェのとんぼ返り耐え)
ガブリアス@拘りスカーフ
- 地震
- ドラゴンクロー
- 岩雪崩
- 炎の牙
意地っ張りH44A252B4D4S204
(最速フェローチェ抜き、晴れ炎の牙で無振りH4バイバニラ高乱数1発(75.0%))
メタグロス@鋼Z
- コメットパンチ(威力90→175)
- 思念の頭突き
- バレットパンチ(威力40→100)
- 守る
意地っ張りH252A252S4
(Zコメットパンチで無振りガブリアス高乱数1発目(81.3%))
ギャラドス@拘り鉢巻
意地っ張りH244A228S28
(ストーンエッジでH252B4ガラガラ確定1発、素早さチェリム+1)
ポリゴン2@進化の輝石
- トライアタック
- 10万ボルト
- 自己再生
- トリックルーム
冷静H244B92C116D44
(A特化ガラガラの晴れフレアドライブ確定耐え、持ち物なしコータスの晴れ噴火+采配噴火確定耐え)
個別解説
今回は拘り眼鏡を持たせて使用しました。やはり晴れ眼鏡噴火の火力は強力で、トリル下で使えれば相手のパーティはほぼ壊滅します。
冒頭にも書いた通り、トリル下でなくてもチェリムからの癒しの波動で繋ぐプレイングもしばしば。ギフトによるD上昇、素のBの高さが相絡まってS20でも非トリル下でも高火力噴火を打つことができたのは上手く組めたと実感しています。
技構成に関してはメインの噴火、体力が減ったときのための熱風、ワイガで防がれない火炎放射、そしてワンチャン残せるための地割れ。ただ本当に大地の力を使いたい場面が多く、そこだけが納得のいかないところでした。
持ち物は珠や眼鏡を考えましたが眼鏡で良かったと感じてます。
ORASと変わらず残飯を持たせたいつものチェリム。ただ今回はギガドレインが教え技限定技であったためエナジーボールを採用。
サポートに回りゾンビグロスやゾンビギャラドスを癒しの波動でいい具合に回復させてくれました。特にギャラドスに関しては特性の都合上何度も後投げする必要があり、サイクルを回しやすくなる点でもかなり噛み合っていました。
また上記にも書いたように癒しの波動噴火はとても気持ちよく、ヒードランラティアスの並びを想起させられます。
高耐久で固まっているパーティなのでギフトの恩恵を長い時間受けることができ、チェリムをいかに生かし続けるかが勝負の鍵でした。
様々なガブリアスの型が存在する中、自分が一番好きなスカーフガブリアスを採用。なぜスカーフを持たせたかというと、構築上電気の通りが良い並びになっているため、カプ・コケコを筆頭とした高速電気タイプの上を取ることが目的です。
またギフトのスカーフガブリアスは終盤に「ギフト地震で一掃してゲームセット」という動きを取れるので、とてもギフトとも相性がいいです。少し耐久に割ける点もGood。
基本的にカプ・コケコやガラガラ、ウインディなど構築の穴を埋めるコマなので大切に扱う必要がありました。ギフトはもともと1匹でも失うと苦しくなる構築ですが、特に苦手な並びに対してガブリアスを序盤に失うとかなり苦しい試合展開となってしまいます。
技は基本の3つに炎の牙を採用。これは晴れとギフトの効果がかかればサブウェポン並みの火力になり、氷タイプやテッカグヤへの遂行技となります。素の火力が乏しく、命中が不安な技ですが使用感は意外と良かったです。
今回はメタグロスにZ枠を割きました。Z技の必中効果によりコメットパンチの命中を補える点、威嚇が効かず最初からガブリアスを殴れる点、かなり火力が高い点、バレットパンチにもZ補正をかけることができ柔軟に動ける点、耐久が高くほぼ1回の行動保証がついている点などからメタグロスに採用。この判断は正しくZ技+ギフト補正で多くのポケモンを葬ってくれました。
それ以外にも今回は優秀な悪タイプが少なく、炎タイプに関してもウインディとガラガラくらいしかいないことも追い風でした。
また思念の頭突きは相手のカプ・テテフによるサイコフィールドの効果に便乗することができ、フィールド操作のないこの構築でもフィールド入りスタンとも対等に打ち合えることができました。
コメットパンチでAさえ上がればテッカグヤを突破することもでき、ギルガルドのいないこの環境ではかなりポテンシャルを感じました。
上記の4匹ではガラガラに対してまだ不安が残り、また地震を空かせることに魅力を感じたため威嚇枠としてギャラドスを採用。
拘り鉢巻の理由は威嚇と一番相性がよく、またガラガラに対して役割を持ってもらうためです。最低限受けだしからガラガラをワンキルできる程度の火力は欲しく、滝登りは晴れで下降補正がかかるため自然と拘り鉢巻にたどり着きました。
また今回はチェリム+1の素早さで調整しました。これはチェリムが癒しの波動を打つ際にとても便利で、「相手のポケモンの攻撃で味方のポケモンが落ちる→チェリムの癒しの波動が空打ちになる」といったケースを減らすことができます。特にこのSラインはバイバニラやメタグロスを筆頭として激戦区であるため、情報アドバンテージの有無が試合を大きく揺さぶると感じました。ただ再戦が多いトリプルでは少しアレですが笑。
恩返しは氷の牙と入れ替えながら戦ってました。基本的にガブリアスはギャラドスの前では引く上に、氷の牙で拘ったその後を考えると微妙だったので恩返しでいいと思います。
テッカグヤに関しても鉢巻滝登りでゴリゴリ押すことができるので平等に戦うことができます。ただ相手のテッカグヤの方が速いと少し厳しいかも。
ポリゴン2
S操作役として採用。攻撃技はトライアタックと10万ボルトの2つなのですが、これだとガラガラに対して有効打がないところが悩みでした。しかしガラガラの処理はギャラドス、ガブリアスに全て任せる動きをする、と誓い汎用性の上がるトライアタックを採用。
10万ボルトは主にペリッパーとテッカグヤに対して打ちます。またエレキフィールドをタダ乗りできる利点もありました。
特性は火力が上がるダウンロード。トレースもありでしたが「晴れ下で後投げしたら相手のペリッパーの特性を奪ってしまった」なんて事故も考えられるためダウンロードの方がこの構築に関しては優れていると思います。
S操作から詰めまでかなりいい感じに動いてくれました。冷凍ビームを警戒させるので相手のガブリアスに無駄な交代をさせるところもかなり良かったです。
補足
結果的にある程度の相性補完を持った高種族値なパーティとなりました。しかし要素的には猫騙し、ワイドガードなどが不採用になってしまい、安定性は少し劣っているかもしれません。
ほとんどのトリプルバトルに構築に入っている猫騙しを採用しなかった理由を補足として説明しようと思います。
まず第一に先制技が相対的に弱体化されたことが思いつくと思います。これは新特性である女王の威厳、ビビットボディや新フィールドであるサイコフィールドなどにより猫騙しが打ちづらい、打たせてくれない局面が容易に想像できます。特に裏からサイコフィールド展開などをされると「プランの中では動いてないポケモンに動かれた」というケースに陥ってしまい、初手からかなりのディスアドバンテージを被せられてしまいます。猫騙しによりこちらの行動が一つ無駄になり、さらに相手の動かれたくないポケモンに動かれてしまいかなりの損失となりうることが一つ目の理由です。
二つ目の理由はこのパーティに噛み合う猫騙し持ちがいないことです。当初はハリテヤマを入れようと考えていましたが、今の環境はかなり格闘の通りが悪く安易に高火力格闘技を通させてくれません。またフェアリータイプのポケモンの増加により上から落とされてしまうケースも考えられました。
他にもマニューラやエンニュートは耐久が足りなく、サイクル戦を狙うこの構築とはミスマッチだと感じました。ガオガエンはなくはないですが、地面と岩が一貫してしまうため不採用に。
三つ目の理由は猫騙しを採用する必要性そのものが薄くなったからです。猫騙しといえば特に叩きやすいすい雨、高火力トリパの動きを止めることができる強みがありました。しかし今回の構築ではトリパに対してはコータスで圧力をかけることができ、テラキオンやキングドラ、ルンパッパはアローラ図鑑に載ってないので使えません。追い風ターンなどを消費できる点は優秀ですが、それはサイクルとギフト、癒しの波動で補えばいいと思います。
以上のことから思い切って猫騙しを切ってみました。猫無し構築でも順調に回ったのでこの選択は間違ってなかったと思っています。
後書き
さんたさんへ
さんむーんでとりぷるばとるがやりたいです
かなしい
【トリプル】トリプルチャンピオンシップ募集記事
☆日時
前期大会
11月6日(日曜日) 20:00〜
後期大会
11月13日(日曜日) 20:00〜
前期大会、後期大会共に参加締め切りは10月31日までとします。
しかし10月31日時点で参加できるかどうか未定の場合は運営に御一報ください。
なお両日参加は不可とします。
どちらか1日のみの参加としてください。
☆大会説明
このトリプルチャンピオンシップは前期大会と後期大会にわけ、前期大会の優勝者と後期大会の優勝者同士で二本先取の三本勝負を行いトリプル最後のチャンピオンを決めてもらいます。
そのため前期大会と後期大会で出られるのは片方のみにさせていただきます。
また前期大会と後期大会の実力と人数をできる限り近づけるために、大会申請時に6世代レート(XY、ORAS)での最終最高順位をお伺いします。
イッシュファイナルやクリスマストライ、ピカチュウ元気でチュウなどの記録ではなく、レートでの記録でよろしくお願い致します。
順位はメインロム、サブロム問いません。
サブロム時の順位で提出しても、メインロムで参加していただいて構いません。
前期大会も後期大会も参加可能なプレイヤーの参加する大会を調整し、平等なマッチングになるようにしたいと考えています。
あくまで調整をするためであるのであまり深く考えたり、気負う必要はありません。
また最終順位がわからなかった場合はその欄に最高レートなどを書いてください。
空白でも大丈夫です。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
☆大会ルール
対戦ルールはシーズン17準拠のトリプルバトルとします。
再現可能個体であればカロスマーク無しでも使用可能とします。
不正ツールなどで作成されたポケモンや親の身元が定かではないポケモンの使用は禁止です。
また対戦時にはモラルのある行動を心がけてください。
大会中のパーティ変更は禁止です。
前期大会、後期大会ともに予選は3人から5人のリーグ戦を行い、その後1位通過者たちで決勝トーナメントを行います。
少なくとも2戦以上することに注意してください。
※参加人数と時間の影響でリーグは行わない可能性もあります。ご了承ください。
後期大会終了後にそれぞれの優勝者に対戦日時を決めて対戦を行なってもらいます。
大会運営は全てツイッター上で行い、トリプル定期大会bot(@triple_teiki )がリーグ表やトーナメント表の発表、対戦相手の指示、その他の運営を行います。
鍵アカウントを使っている方は、大会期間中に鍵を外すか大会用のアカウントを作成してください。
大会参加日の20:15までに連絡が取れなかった場合は不戦敗とさせていただきます。
ご了承ください。
また本大会はKPを集計するので惜しくも負けてしまった場合KPを提出してください。
☆大会申請方法
参加申請はトリプル定期大会bot(@triple_teiki )にダイレクトメッセージ(DM)でお願いします。
申請方法は以下のサンプル通りお願いします。
ダイレクトメッセージは2つに分けて参加申請をしてください。
・1つ目のダイレクトメッセージ
【TN】てるるん(@teru_gift )1049 0853 7284
・2つ目のダイレクトメッセージ
【最終最高順位】1位
【参加可能大会】両方可能or前期大会or後期大会
まずTNのあとにトレーナーネームを書き、TwitterIDをカッコで囲ってください。
このときTwitterIDと閉じる方のカッコにスペースを開けてください。そして改行せずにフレンドコードを入力してください。
大会運営をする際にTwitterにそのままコピペをするのでよろしくお願いします。
最終最高順位に関しては1つで大丈夫です。
参加可能大会に関しては「両方可能」「前期大会」「後期大会」のいずれかから選択してください。
☆最後に
レートで参加制限を設けても良かったのですが、多くの方に最後のトリプルを楽しんでもらいたい、トリプルが好きな人たちに盛り上がってもらいたいという願いを込めて、レート制限はなしとさせていただきました。
また両日開催にすることで多くの方が参加してくれることと思っています。
腕に自信のある方はもちろん、少ししかトリプルをやったことがない方、自分の実力になかなか自信が持てない方、始めてみたもののレートのランキングシステムが終わって楽しさを味わえなかった方などにも、ぜひ参加申請をしていただけるよう願っています。
6世代最後のトリプルバトルを楽しみましょう!!